【5W1H】伝わりやすい文章の書き方

当社は「ブログ運用は大切です」とお客様に伝えていますが、いきなり文章を書ける方はそれほど多くありません。
文章を書くことになれていない人は、どうやって組み立てていくのかを知らない場合がほとんどです。

ここでは、基本的な記事の構成方法から、読む人に優しい文章を書くコツをお伝えします。

(1)読者の疑問を意識する

一般的にネットで物事を調べる場合、「◯◯とは」というキーワードで検索することがよくあります。
ある単語をGoogle検索窓に入れると、検索候補として「とは」がついたものを見たことはないでしょうか?
多くの人が「とは」をつけて検索するため、Googleが親切で提示してくれている機能です。

自分の持っている情報(ブログに書きたい情報)を「◯◯とは」という形で解説すると文章化がしやすくなります。

(2)5W1Hを意識する

中学校の英語の授業で聞いたことにあるフレーズかと思います。

5W1Hとは、
「What:それはなに?(具体的な要件・目的)」
「Why:なぜ必要か?(理由・根拠・原因)」
「When:いつ使うか・いつ生まれたのか(機会・期限・期間・時期・日程)」
「Where:どこで使うor生まれたのか(必要なタイミング/住所・アクセス方法・地図)」
「Who:だれが作ったのか・だれが必要なのか(生まれた背景/主体者・対象者・役割・氏名)」
「How:どのように使うのか」

という英単語の頭文字を取った思考整理のフレームワーク(考え方)です。
Wの順序はいろいろあるようですが、私は上記の順が組み立てやすいと考えています。

伝えたい内容をこの要素に沿って構成することで、情報が整理しやすくなると言われています。

これらの情報をすべて含むことで、文章量や記事数も多くなりますし、読み手にとっても有益な情報になりえます。

これにくわえて「Result(結果・個人的な感想でも可)」があるとなお良いです。

例文「SEOの必要性」

What(なに?)
SEO対策とは自サイトの検索エンジンでの順位をあげようとする試みのことです。

Why(なぜ必要か?)
「HP制作」で誰かが検索した際に、当社のサイトが上位に来るとそれだけ集客に有利に働きます。

When(いつ必要か)
HPを作ってみたものの、訪問者数が少ない、狙ったキーワードで検索されたくても、順位が上にないと検索者に見られる機会自体が得られません。
そこで必要なのが「SEO」の考え方です。

Where(どこで得る?学ぶ?)
SEOには定石と言われる手法がいくつか存在し、まずはそれを確認しましょう。
SEOに関する情報はWeb上にたくさんありますし、書籍も多いため、探せばすぐに見つかるはずです。

Who(だれが行う?)
知識があれば自社である程度対応することは可能です。
ただ、知見やノウハウが必要なのと、長期継続して試行錯誤する必要があるため、社内で対策が難しい場合は外注してしまったほうが良いかもしれません。

How(どのように?クロージング)
SEOでお困りの方はどうか当社にご相談下さいませ。

上記のように、5W1Hを用いると、対象者への問題提起から具体例、解決策、結論を提示することができるため、あいまいでない「刺さる文章」になります。

高校生でも分かる文章に

この分野に詳しい人が陥りやすい傾向として「専門用語を多用してしまう」ことが挙げられます。
基本的には「このページを見る人は何も知らない人」と考えるのが良いです。例えば「PV」というのはWeb制作用語ですが、私はPV(閲覧数)と表記するように気をつけていますし、唐突に「SEO」という言葉を使うのではなく、軽く言葉の意味を説明するようにしています。

用語を簡素な言葉に置き換えることは、普段のお客様との会話でも活きるはずで、「専門用語・業界用語などは、高校生でも理解できる単語に用いる」という気配りが必要です。

もちろん説明が冗長になってしまってはいけませんので、「下書き → 校正 → ブログ記事公開 → 後日にまた校正」という工程を意識しましょう。

また、ブログを書いていて「こんなことは誰でも知っているかな?」と気になることがあります。自分の分野の情報は、他の人からみたら意外と初めて聞く話だったりします。
自分の常識は他人の非常識」と念頭に置いて文章を書くと良いです。

まとめ

5W1Hを用いて作文すると
「誰がどういう目的でこのページを読むか?そして自分が提示できる解決策は?」が明確になり、説得力のある文章が作れます。

ぜひお試し下さい。