結論を先に書くと「およそ2−3年くらい」というのが弊社の実感です。
ずいぶん気の長い話のように聞こえると思いますが、ホームページの性質上、このくらい時間がかかるのが一般的です。
まずは新規で制作して、公開したとしても、すぐにたくさんのユーザに見られるわけではありません。
「Google検索順位」が大きく影響するためです。
また、新規のホームページは、ユーザの知りたい要求を満たす内容に応えづらく、日々のアップデートをしなければ閲覧数を伸ばすことができません。
そのアップデート(ページを増やすこと)は、業者にお願いするとそこそこの金額がかかってしまいますので、当社では「ブログを書くこと」をおすすめしています。
閲覧数を伸ばすには、およそ30-50ページくらいが必要です。
当社のお客様の例を紹介すると
BtoC(一般個人向けの事業)では、30ページのサイトで月の閲覧数がおよそ3,000人
BtoB(企業向けの事業)では、30ページのサイトで月の閲覧数がおよそ500人
くらいです。
閲覧数と総ページ数は概ね比例しますので、5ページ構成のホームページの場合、
それぞれ閲覧数は20%前後になります。
初期のうちに50ページの内容にするのは、小規模事業の場合はなかなか困難であるため、ブログ運用が重要になるのです。
3ヶ月に1度でもの自社HPの閲覧数値を知ることで、どんなページが必要なのか対策を立てることができます。
「こんな内容を掲載すれば、閲覧や集客につながる」というネタを文章化するのは、慣れないうちは意外と難しいものです。
月に1本程度ブログを書くことを目標にしましょう。無理であれば2ヶ月に1本でも大丈夫です。
■HP閲覧数を伸ばすための考え方
(1)ドメインの強さ
(2)テーマ性
(3)競合性
(1)ドメインの強さ、というのは、URLを取得してからの期間です。
新規で登録したURLよりも、以前からある(歴史のある)URLのほうがGoogleに優遇されます。
ここでいう強さを数値化するのが困難なため、「新しいドメインよりも古いドメインのほうが優遇される」と考えましょう。
(2)テーマ性
同一ホームページ内にある各ページのテーマ性のことを指していますが、ブログを書くなら自分の事業に関することに特化したものにしたほうが、閲覧数の増加が見込めます。
スタッフ持ち回りのブログの場合、スタッフ個人のプライベートな内容になると、テーマ性が維持できなくなり「サイトの内容がぶれている」とGoogleに判定され、上位表示において不利を受けることがあります。
ただ、来客型事業の場合は、スタッフの人となりを閲覧者に伝えることが出来ますので、プライベートな日記型の記事を否定するものではありません。
(3)競合性
競合のたくさんいる、大きなキーワードでの上位表示を狙うと、他社の情報に埋もれて自社のページがなかなか閲覧されない問題が生じます。
当社の例でいうと「ホームページ制作」だけでは、競合がたくさんいるために、SEOやHPの運用方法など、細かなキーワードで検索してもらうような作りにしています。
上記、1〜3のことを念頭に置きながら、ブログ記事を30本書くとなると、おおよそ2−3年程度を要する、と当社では考えています。