はじめに
100万円以上かけてホームページを作ったのに患者さんが増えない、という院長先生へ、どのような目線でHPを修正すれば良いか、いくつかのポイントをご紹介します。
「名刺代わり」の内容になっていないか
これは私たちがよく使う表現なのですが、「名刺代わりのホームページ」とは、医院名と地図と対応できる診療科目のみを掲載したものです。
例えば「歯が痛い」という理由で歯科医院をHP検索する方は何を求めているのでしょうか。
ただ治してほしい、というのであれば、近くの通いやすい歯科医院へ行くはずです。
例えば、
- 痛くない治療をしてほしい
- ホスピタリティあふれる、気持ちの良い応対をしてほしい
- 先生やスタッフはどういう人たちなのか、人柄を知りたい
- 白い素材で歯を治してもらいたい。自費治療の費用はいくらか
などの理由で探すはずです。
なんでも良いので、仮説を立てて検証を行いましょう。これらはHPの閲覧数や実際の来院アンケートで、数値を得ることができます。
闇雲につくったHPでは、患者様を呼び込むのは難しい時代になってきています。
スマホ対応しているか
2020年8月現在で、歯科医院のホームページを見る方の70〜75%は「スマホでの閲覧」です。
これはGoogleアナリティクスというWebサイトの計測ツールでわかります。
PC閲覧が前提のホームページでは、じっくり内容を見てもらえる可能性は極めて低いです。
HP閲覧の「直帰率」という数値がありますが、これはTOPページ閲覧後に他のページを見てくれたかどうかの数値です。PCレイアウトの場合は、90%以上の方が、閲覧をやめて離脱してしまいます。
「歯科医院ホームページではスマホレイアウトは必須」とお考え下さい。(歯科に限った話ではありませんが)
写真はプロに撮影してもらう
歯科ホームページは、写真の良し悪しによって反応が大きく変わります。
イメージ画像やイラストのみでは、クリニックの雰囲気が全く伝わらないからです。
「外観が古いから、写真は恥ずかしい」とお考えであっても、外観や内装の写真は掲載すべきです。
もちろん建物が綺麗に越したことは無いのかもしれませんが、患者さんはそれだけの理由で歯科医院は選ばないはずです。
地名で検索されるような作りになっているか
これはSEO対策が重要になってきます。
ご自分の市区町村名をつけて検索して、上位に掲載されていますでしょうか。
例えば「目黒区 インプラント」や「一関市 痛くない治療」といった検索語句です。ただ、歯科関連の検索語句は競合が多く、1ページ目に表示させるのは大変困難です。
そのようば場合は「痛くない → 無痛治療」など、意味合いが同じ言葉に変えてみるだけで、ガラリと反応が変わる場合があります。
まとめ
歯科医院のホームページは、全く反応がない場合でも、少しの工夫をするだけで閲覧数を増える場合があります。
「こんな患者さんに来てほしい」「こんな治療を提供したい」という思いをHPに反映させることで、「なんとなくつくったHP」から脱却しましょう。
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