HPを作り変えると検索順位がさがる?その原因と対策をご紹介します

HPをリニューアルするとSEO順位がさがりがちです。
その原因をお伝えします。

リニューアルを期に、ページが整理(削除)されるから

HPの作り替えは、見た目をスッキリさせたり新たな情報を追記したりしますが、同時に「不要と思われるページを削除」することも多いはずです。
自分ではいらないと思っていても、実はSEO的には価値のあるページだったり、単純にサイト全体のボリュームが減ることになりますので、リニューアルをきっかけに順位がさがる原因となります。

サイト全体の構造変更により、URLが変わったから

HPは数多のファイルから構成されます。「10ページ構成だから10ファイル」ということはほぼ有り得なく、画像ファイルや見た目を整えるCSSファイル、サイトを便利にするプログラム群であるJavascriptファイルなど、小規模HPでもファイル数は1,000を超えることも珍しくありません。

リニューアルを期にファイルの構造を変更すると公開されるURLも変更されるため、SEO順位に影響を及ぼす可能性が高いです。

例えば、会社概要のページで言うと
https://berkiefer.jp/gaiyou.html

https://berkiefer.jp/profile/
というように変更することが多いです。

同じような内容・性質のページを管理しやすいように1箇所にまとめたり、2ページを1ページに収まるように編集したり、もともとあったURLが変更になりがちです。URLが変更になるとSEOに影響します。

ページの情報量が変わったから

TOPページのレイアウト変更に伴い、情報量も変わることが多いです。
ページ情報量もSEO順位に影響します。

下がった順位は元に戻る?

当社で関わったリニューアル案件でいうと、一時的に順位が下がったとしても1ヶ月程度で元に戻ります。
Google検索ロボットの巡回が終わると、新しいページ構成も読み取って反映されるためです。
また、当社では順位回復のために下記のような施策を行っています。

リダイレクト処理

当社ではリニューアル時にはURLが変わったとしても「リダイレクト」という処理を行います。
旧URLで獲得していたSEO評価はリダイレクトによって新しいページに引き継がれます。

タイトルタグの調整

タイトルタグは検索順位が決まる要因の中で、特に重要度の高いものです。
リニューアル前のホームページ内で検索上位を実現していたタイトルタグを変更すると、SEO順位が落ちてしまう原因になりかねません。
適切なタイトルタグの設定を行うことで、順位の低下を防ぐことが可能です。

サイトマップファイルを更新する

サイトマップXMLという、一定のルールで書かれた「サイト全体のページ構成」を示すものがあります。
それをGoogleのサーチコンソールという機能に登録することで、検索ロボットの巡回スピードが早まります。

要は「うちのHPにはこれだけのページがここにあるので、Google検索システムに登録してください」という処理になります。
これを行わなくても自動的にGoogleには巡回されはするのですが、サイトマップXML送信という一手間により、ロボット巡回の正確性と即効性が増すため、HPリニューアル時の必須作業と言えると思います。

まとめ

ホームページリニューアル時の検索順位を極力下げずにする方法をご紹介しました。
下がったとしてもそれは一時的な現象であることがほとんどであり、上記のような施策を行うことですぐに元に戻りますが、SEOの知識によって取り組む必要があります。
HPをリニューアルする際の制作会社選定の基準にもなりますので、作り替えを検討中の方の参考になれば幸いです。