ホームページを作ろうとすると、「何を載せたらいいんだろう?」と手が止まってしまう方が多いようです。
一方で、あれもこれもと情報を詰め込みすぎて、かえって見にくくなってしまうケースもよく見かけます。
大切なのは“見る人が知りたい情報”が、きちんと整理されていること。
この記事では、ホームページに“載せるべき情報”と“載せなくていい情報”を分けてご紹介します。
まず載せるべき情報(信頼と安心を与える基本)
まずは、どんな業種・業態でも必要な「最低限載せておきたい情報」を整理してみましょう。
- 会社・店舗の基本情報(名称・所在地・電話番号・営業時間など)
- 提供しているサービスや商品の内容・価格
- 代表者からのメッセージや、事業に対する考え方
- 実績やお客様の声(あれば)
- お問い合わせ方法(フォームや電話番号)
- よくある質問(事前に不安を取り除く効果あり)
これらは、お客様に安心して問い合わせてもらうための土台となる情報です。
特に「何をやっている会社なのか」「信頼できるか」が分からないと、せっかく訪問されてもすぐに離脱されてしまいます。
あるとより良い情報(共感や親近感につながる内容)
最低限の情報に加えて、余裕があれば載せたいのがこちらのような情報です。
- スタッフ紹介(顔写真や一言コメント)
- ブログやコラム(考え方や人柄が伝わる)
- SNSとの連携(普段の様子がわかる)
- 施工事例や商品紹介ページ
- 会社の雰囲気がわかる写真や動画
これらは「人」を感じられる情報です。
インターネット上では、どうしても“誰がやっているのか”が伝わりにくくなります。
だからこそ、顔や声の見える情報は、信頼を築くうえでとても重要です。
また、ブログなどはGoogle検索で自分のHPがなるべく上に来る施策(SEO)にもつながります。
定期的に更新することで、HPの鮮度も保たれます。
載せなくてもいい(または注意が必要な)情報
「とにかくたくさん載せればいい」と思いがちですが、以下のような情報は注意が必要です。
- 法人登記上の詳細な住所(自宅兼オフィスなどは特に)
- 古い実績や更新されていないコンテンツ
- 難解すぎる専門用語
- ネガティブな内容(他社批判・過剰な謝罪など)
特に古い情報がそのまま残っていると、「今は動いていないのかな?」と不安に思われることがあります。
更新できないページは最初から省くか、更新しやすい形で準備するのが大切です。
また、士業や医師など、論文や専門書に慣れている方ほど、専門用語や硬い表現をそのまま使ってしまう傾向があります。
その文章は業界内では正確でも、一般のお客様には伝わりにくく、「結局、何をしてくれる人なのか分からない」となってしまうことも少なくありません。
ホームページでは、“専門性より伝わりやすさ”を優先する視点も大切です。
読む相手は“同業者”ではなく“お客様”であることを常に意識しましょう。
まとめ
ホームページは「全部を載せる場所」ではなく、「必要なことを見やすく伝える場所」です。
載せるべきは、安心感・信頼感につながる基本情報と、“この人にお願いしたい”と思ってもらえる要素。
逆に、更新できない情報や、見る人にとって分かりにくい内容は、思いきって削る勇気も大事です。
特に専門家の方こそ、伝える相手の視点に立った表現を心がけることが、信頼につながります。
当社では、お客様ごとに「どんな情報を、どこまで載せるべきか」を一緒に考えながらご提案しています。
作る段階から運用後のことまでを見すえて、“無理のない発信”ができるホームページを一緒につくりましょう。
お気軽にご相談くださいね。


