「おしゃれなホームページにしたい」
「デザインがカッコよくなれば、ちゃんとした会社に見えるはず」
初めてホームページを作る方の多くが、まず「見た目」に目が向くのは自然なことです。
けれど、本当に成果につながるホームページは、“デザインよりも大事なこと”を押さえています。
この記事では、初めてのホームページ制作でありがちな落とし穴と、失敗しないための考え方をお伝えします。
見た目は大事。でもそれだけじゃ足りない
もちろん、デザインは大切です。
見やすく整っていて、色や写真にこだわりがあると、「この会社、ちゃんとしてるな」という印象になります。
ですが、見た目だけ整えても、中身が伝わらなければ意味がありません。
たとえば、
- 何をやっている会社なのかよく分からない
- 料金やメニューが書かれていない
- 問い合わせ先が探しにくい
こういったホームページは、どんなに美しくても、お客様にとって「使いにくい」ものになってしまいます。
見る人が“知りたいこと”を整理することが先
ホームページ制作で本当に大切なのは、「誰が・誰に・何を伝えたいか」を整理すること。
これはデザインよりも前の段階で、もっとも重要な部分です。
たとえば小さな工務店であれば、
- 自分たちはどんな工事が得意なのか
- どこまで対応できるのか
- 工事の流れや金額はどうなっているのか
といった「お客様が不安に思っていること」に応える情報が必要です。
これは士業や医師の方にも言えることで、専門用語よりも“お客様が知りたいこと”を平易な言葉で伝えることが大切です。
“デザイン先行”で失敗する例は意外と多い
デザイン先行で制作を進めてしまい、あとから「何を載せればいいのか分からない…」と困ってしまうケースは少なくありません。
実際、相談に来られる方の中にも「とりあえずデザイナーさんに任せたけど、反応が全然ない」と感じておられる方もいます。
これは、「中身(コンテンツ)」が整理されないまま、見た目だけを整えてしまった状態です。
いわば「表紙だけ立派な本」のようなもの。
見に来た人がほしい情報にたどり着けなければ、ホームページとしての役割は果たせません。
小さくても“想いのあるページ”が成果につながる
私たちは、小規模事業のホームページこそ「等身大の言葉」が必要だと考えています。
立派な装飾よりも、あなた自身の言葉で語られるページのほうが、何倍も人の心に届きます。
さらに、ブログを活用すれば、自分の想いや考え方、ちょっとした事例紹介なども発信できます。
ページの情報量が増えることで、Google検索で自分のHPがなるべく上に来る施策(SEO)にもつながります。
更新が止まったままの綺麗なホームページよりも、地道に動いているページのほうが“信頼される”時代になっています。
まとめ
ホームページづくりで大切なのは、デザインの前に「何を、誰に、どう伝えるか」を考えること。
見た目はあとから整えられますが、中身がなければ、いくら綺麗でも“ただの飾り”で終わってしまいます。
見栄えの良さではなく、伝わる内容・整理された構成・更新し続けられる仕組み。
それらを備えたホームページこそが、長く信頼を生む“働くツール”になります。
当社では、見た目以上に「言葉の力」「情報の整理」に重点を置いて制作をしています。
初めての方でも、ひとつひとつ一緒に考えながら進めていきますので、どうぞお気軽にご相談ください。


